@.これまでの地方分権改革においては、権限委譲に関しては、国と地方の団体間の権限争いの結果、地方は勝手にやりなさいという形になった。また三位一体改革では、地方公共団体が財政的に疲弊をするという結果になってしまった。地方は自立をしていかなければならないが、国と地方が協働していく、また、地方同士もお互いに協力して支え合っていく、このような関係を住民を起点にして作り上げていくことが、地方分権では一番必要であると考えている。
権限委譲を進めながら市町村との間で共同関係をつくりあげていく。この両輪をもって行政を推進していきたい。
A.「自立と協働」の観点からいうと、道州制は地域が一緒になって「自立」していこうというのが基本的な考え方であり、広域連合は都道府県がお互いに協力し合おうという「協働」の関係を作っていこうというものである。どちらが良い悪いと、一方的に割り切るのではなく、一つひとつの事業や実績についてメリットやデメリットを考えて理解を得ながら進めていきたい。 |